動画アーカイブ

  1. Home
  2. サービスから選ぶ
  3. DX
  4. メールマガジンアーカイブ:【「生成AI」活用における把握すべきリスクとは】

メールマガジンアーカイブ:【「生成AI」活用における把握すべきリスクとは】

いつもOCEメールマガジンをご愛読いただき、ありがとうございます。

10月も終わりに近づき、朝晩はぐっと寒くなり“秋らしさ”が増してきました。
街で見かけるカボチャやおばけの飾りに、ハロウィンの訪れを感じる季節です。
ハロウィンの代名詞であるカボチャのおばけ「ジャック・オー・ランタン」は、もともとはカブで作られていたそうです。(もともとは、故人の白い頭蓋骨を模すために使用されていたのだとか…)
身近な季節の風景にも、意外なルーツが隠されていて面白いものですね。
季節の変わり目で気温差の激しい時期となりました。どうぞ体調に気を付けてお過ごしください。

さて今回は、「進化し続けるDXと生成AI ~実践から戦略までつなぐ未来の業務革新~」をメインテーマとした、第5回OCEメールマガジンをお届けいたします。

生成AIの活用が広がる一方で、活用範囲が広がるほど情報漏洩や誤情報の利用、著作権への配慮不足といったリスクも見過ごせなくなります。
生成AIの便利さを活かしながら安心して使い続けるためには、技術を導入するだけでなく、組織としてルールを整え、運用に繋げていくことが不可欠となります。
今回は生成AIを含むDXの活用にあたって、把握しておきたい<リスク>と組織でルールを整備する際のポイントをご紹介いたします。

「生成AI」活用のポイントを復習◎|前回までのメルマガはこちらから!

◆◆ 1. 利用を広げる前に、主なリスクを把握する————————————–

生成AIを業務で利用する際には、まずどのようなリスクがあるのかを理解し、
業務の内容や扱う情報の種類に応じて対策を考えることが重要です。

■ 情報漏洩
個人情報や機密情報を入力した結果、サービスの設定や利用条件によって意図しない形で保存・利用されるリスク
■ 誤情報の利用
もっともらしい回答を事実として受け取り、誤った判断や社外への誤った発信につながるリスク
■ 著作権・権利侵害
生成したものが既存の著作物に類似していたり、権利者の許諾が必要な素材を使っていたりすることに気が付かず、利用してしまうリスク
■ 公平性・説明責任
AIの出力に偏りが含まれることや、判断に至った経緯を説明しにくくなるリスク
■ 過度な依存
人による確認や専門的な判断が不十分になり、成果物の品質や最終的な責任の所在が曖昧になるリスク

これらのリスクは生成AIに限らず、DX全般に関わる課題です。
また、アイデア出し等の社内向けの活用と、顧客への案内や人事上の判断等では必要なリスク確認も異なります。
業務への影響や情報の重要度に応じて、利用範囲や必要な対策を見極めることが必要です。

◆◆ 2. ルールは「禁止」だけでなく「安全に使うため」にある————————————–

ルール作りでは、利用を一律に禁止するのではなく、社員が安全に活用できる基準を示すことが大切です。
次の項目を明確にしておきましょう。

1. 利用できるツールと業務:組織が承認したサービス、利用可能な用途や部署
2. 入力してよい情報:個人情報・機密情報など、入力を制限する情報
3. 出力の確認方法:事実関係、表現、権利への配慮を確認する担当者・手順・対外発信時の承認手順
4. 責任と相談先:最終確認を担う人、判断に迷った場合や問題が発生した場合の相談先・報告先
5. 教育と見直し:研修や周知の方法、ルールを更新する手順

特に大切なのは、AIの出力をそのまま採用しないことです。
「目的に合っているか」「事実に基づいているか」「個人情報や権利への配慮ができているか」等を確認し、必要に応じて修正することが大切です。
しかしルールが曖昧の場合、その判断は個人の価値観に委ねられてしまいます。
判断基準の個人差をなくし、生成AIを安全に活用できるように、用途や影響の大きさに応じて実用に即したルールを制定していきましょう。最終的な判断と責任はAIが決定し負うものではありません。
誰が確認し、誰が承認するのかを明確にし、組織内で共有することを徹底することが重要となります。

◆◆ 3. プライベート生成AIの活用も選択肢に————————————–

プライベートAIは、利用者やデータを組織の管理課に置いて利用するAIです。
社内文書の検索や要約、規定・マニュアルに関するお問い合わせ対応など、社内情報を扱う業務で活用できます。利用環境やアクセス権限を組織のルールに沿って管理できるため、未承認のサービスへの情報入力を防ぎ、データの取り扱いを明確にしやすくなります。

ただし、プライベートAIを導入すれば、情報漏洩や誤回答を完全に防げるわけではありません。
データの保存・利用条件、アクセス権限、出力内容の確認方法を定め、人による確認やルールと組み合わせて運用することで、プライベートAIは安全性に配慮しながら業務効率化を進める有効な選択肢となります。

◆◆ 4. 小さく始め、運用しながら改善する————————————–

ルールは作って終わりではありません。
まずは、扱う情報や業務への影響を管理しやすい領域で試行し、利用状況や効果、現場の困りごとを確認しましょう。試行結果をもとに、利用できる業務の範囲や確認手順、研修内容を見直します。
問題が起きた際に速やかに対応できるよう、報告先や影響確認フロー・関係者への連絡手順・再発防止策の検討までの流れも決めておきましょう。

DXと生成AIを持続的な成果につなげるには、活用の推進とリスクへの備えを両立することが重要です。
明確なルールと確認体制を整え、組織全体で学び、改善を続けることで成果へとつなげていきましょう。

今後も弊社では、DXや生成AIの活用に役立つ情報や事例を分かりやすくお届けしてまいります。
皆様の業務改善や新たな取り組みのヒントとして、お役立ていただけますと幸いです。
次回のメールマガジンもご期待ください。

★★コラム★★——————————————————————————
OCEメルマガ配信でのIT雑学コラム第22回です。
今回は昨今話題の「情報漏洩」について頻発する理由とその対策についてご紹介します。
気になる方はこちら!↓
https://dxlabo.oce.co.jp/posts/post22