大崎 梱包自動化ロボットシステム OPARS(Osaki Packing Automation Robot System)
大崎グループ企業内で培った物流における梱包業務のノウハウと、生産管理/入出荷システム構築のノウハウを組み合わせて、人手不足の日本の物流現場の省力化を推進します。
産業用ロボットや各種自動機械、コンベアを含む制御システムや生産管理システムとの連携など、梱包自動化設備のエンジニアリングをご用命下さい。
荷役・梱包など、物流作業の省人化システムの構成を企画します。
グループ会社の総合物流企業、株式会社大崎の物流コンサルティング商品
Fロジ(Factory Logistics)*1のコンセプトに基づき、工場の「もの」の流れを全体最適化し、ヒトと自動化設備の適切な作業設計を行います。
- 生産管理システム/入出荷システムとの情報のやり取りを確実に行います
- 稼働率、歩留まりの向上のためのフェールセーフ設計を徹底します
- FIELD system®*2等の、最新の汎用FAネットワーク技術を取り込み、故障診断等に生かします
梱包自動化ロボットシステム(OPARS)について
OPARS(Osaki Packing Automation Robot System)は、Fロジのコンセプトに基づき、工場の「もの」の流れを全体最適化し、ヒトと自動化設備の適切な作業設計を行い、最適な自動化設備を提案、構築します。
Fロジのコンセプト
ベンダーからの部品調達輸送から、荷受け、工場内組み立て、検査作業、製品梱包、保管、ユーザーへの販売輸送まで、お客様の物流業務をワンストップで受諾します。
Fロジのコンセプトを実現するため、OPARASは、①工場荷受、②工場内作業、③工場出荷のフェーズで人手作業と自動化システムの最適な組み合わせを提案します。
Fロジ(Factory Logistics)パンフレット(PDF形式 1.06MB)
導入のステップ
導入体制
- コンサルティング
- 株式会社 大崎コンピュータエンヂニアリング・株式会社 大崎
- 3PL請負
- 株式会社 大崎
- 組立・検査業務作業
- 株式会社 大崎
- 総合エンジニアリング
- 株式会社 大崎コンピュータエンヂニアリング
- ICTインフラ
- 株式会社 大崎コンピュータエンヂニアリング
- システム連携
- 株式会社 大崎コンピュータエンヂニアリング
- コンベア・機械設備設計
- ホクショー株式会社ほか 機械メーカー
- 保守サポート
- 株式会社 大崎コンピュータエンヂニアリング
導入事例
株式会社 大崎 F事業所
導入背景
重量品である電気設備品のキッティング、梱包、出荷を行う配送センター。製品の梱包に関しては、主製品のほかに、保管品を同梱する必要から、スチールパレットにダンボールを組み合わせたハイブリッド梱包を導入している。
ハイブリッド梱包作業に関しては、主製品が重量物であることや、同梱品が仕様によって異なることなどから、主に人手による作業が行われてきた。また、製品の入出荷のタイミングや数量が生産状況などにより変動する配送センターという性格上、梱包作業に必要な人員の確保や稼働の向上に課題があった。
昨今の働き方改革や採用難による社会的な要請もあり、人手による作業を軽減する自動化設備の導入に踏み切った。
仕様
- システム名称
- 梱包自動化ロボットシステム
- 納入場所
- 株式会社 大崎 F事業所
- 稼働条件
- 稼働日数:300日/年
稼働時間:8時間/日 - 設備能力
- 420パレット/日
- 設備構成
- ①コンベヤ乗せ込み作業部
②パレタイズ・ダンボール被せエリア
③ダンボール封緘エリア
④出荷待機エリア - 構成機器
- FANUC Robot R-2000iC/自動封函機/自動バンド掛け機/コンベア/自動印字装置/各種制御装置/各種センサ
-
①コンベヤ乗せ込み作業部
-
②パレタイズ・ダンボール被せエリア
(アーム型ロボット) -
③ダンボール封緘エリア(自動封函機他)
-
④出荷待機エリア
特徴
- 大型ロボットアームにより、ダンボールの自動被せを実現
- 封函機(ボクサー・テープ)、およびバンド掛けを専用機械により自動化
- 製品の重量チェック、および出荷データのBOXへの自動印字
- 生産管理(出荷)システムとのデータ連携を、リアルタイムで実現
- 機器の故障を想定したフェールセーフの仕組みを複数設置
- FIELD system®の導入による機器の運転状態、故障監視を実現
導入効果
- ラインに投入していた人員を、80%削減
- 正確なデータ連動により、誤出荷を防止
*1 Fロジ(Factory Logistics):グループ会社である総合物流企業、株式会社大崎(oosaki.co.jp)の物流コンサルティング商品です。
*2 FIELD system(FANUC Intelligent Edge Link & Drive
system):製造業での更なる生産性向上と効率化を目指した、製造業向けオープンプラットフォームです。サードパーティの開発者も自由にアプリケーションやデバイス用コンバータの開発、販売が可能です。製造現場の様々な機器を、世代やメーカの壁を越えて接続可能とすることで、製造設備やデータの一元管理やデータ共有を促進します。
(大崎コンピュータエンヂニアリングは、FIELD systemのトータルインテグレーションパートナーです)