メールマガジンアーカイブ:【DXにより得たい効果を考える】

次世代の計算機として量子コンピューターが注目されています。
理化学研究所は10月5日、国産量子コンピューター初号機の愛称が叡(えい)に決まったと発表しました。
この叡(えい)は聡明を意味し、英語表記ではアルファベット順でAとなり、日本での量子コンピューター開発の第一歩も
表現しているとの事です。
量子コンピューターについては、今後詳しくご紹介できればと思いますが、実用化にはまだ時間が掛かりそうです。
しかしながら、理論上従来のコンピューターの処理速度をはるかに凌ぐと言われており、実用化における貢献分野は、
物流・交通・金融・医療・エネルギーなど多岐にわたります。
量子コンピューターの実用化により、我々の生活や企業活動にどのような効果をもたらすのか、気になるところです。

本メルマガでは、DX推進により得たい効果を考えておくことの重要性についてお伝えします。

◆◆現状課題を洗い出す(前回の振り返り)◆◆————————————————————

・DXの推進には、ありたい姿や成し遂げたい事と、現状のギャップを認識するために、課題を洗い出すことが重要です。
・すべての業務の棚卸を行い、業務一覧表にて可視化し、業務プロセスを正確に把握します。
・現状の業務プロセスにおける課題を、ありのままに洗い出すことがポイントとなります。
・課題と要望はできるだけ区別し、課題解決に向けた優先順位を決め、改善の方向性をイメージすることが有効となります。

※現状課題の洗い出し方法については以下をご覧ください。
 https://www.oce.co.jp/service/dx/mailmagazine-2023-9-27/

◆◆DX導入による目的・目標の再認識◆◆——————————————————————

DX推進にあたり、具体的に得たい効果のイメージはついていますか?
ここで、改めてDX推進における目的・目標についての認識を行ってください。
何のためにDXを導入するのか、目的・目標の設定が終わっている場合は、その目的・目標が得たい効果となります。
しかしながら、目的・目標は、会社全体や部門単位など、比較的大きな単位でまとめて設定されていることが多く、
それにより、目の前の業務がどう変わるのか、どういう改善効果が得られるのか、見え難いと思います。
そのため、DX推進により、どういった効果を得たいのか、現状の業務・活動をどう改善したいのか等、その効果を
事前にイメージしておくことが必要です。

◆◆DXにより得たい効果を考える◆◆———————————————————————–

DXを推進するうえで、どのような効果を得たいのか、プロセス毎の達成基準を明確にする必要があります。
DX推進により、現状業務がどのように変わるのか、どのような効果を得たいのかを業務プロセスごとにイメージします。
目的・目標達成のために必要な、あるべき業務プロセスを考え、業務プロセスごとの課題を確認します。
その際、それぞれの課題の解決から、あるべき業務プロセスにより得られる/得たい効果をイメージすることが重要です。
あるべき業務プロセスの実現に向け、現状とのギャップや、改善に必要な取り組みを策定し進めて行くことが効果的となります。

◆◆まとめ◆◆———————————————————————————————

DXを推進するうえで、何を実現するために推進するのか、目的・目標の再認識が重要です。
DXでどういった効果を得たいのか、現状業務をどう改善したいのか、イメージすることが必要です。
得たい効果のプロセス毎の達成基準を明確にし、現状とのギャップや、改善に向けた必要な取り組みを策定し進めて行くと効果的です。
DXの実現には、定期的に達成度合いを計り、都度改善をくり返しながら進めて行くことがポイントです。
得たい効果を達成するために、PDCA「Plan(計画)」・「Do(実行)」・「Check(検証)」・「Action(行動)」サイクルを考慮しておくと効果的です。

次回メルマガでは、「改善に向けたツール・システムについての洗い出し」について説明します。

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 https://www.oce.co.jp/service_taxonomy/dx/
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