GIGAスクール導入事例(市原市教育委員会様)
お客様
千葉県市原市教育委員会様
導入の背景
市原市様では、文部科学省が掲げる、GIGAスクール構想「Global and Innovation
GatewayforAll(全ての児童・生徒のための世界につながる革新的な扉)」に基づき、市内各小中学校に通う全児童生徒に一人一台タブレット端末を整備し、多様な子どもたちを誰一人取り残すことのない、公正に個別最適化された学びを実現させることを目的として、その最上位目標を「学力を基礎にして、必要な情報を収集・分析し、それを活用して主体的に課題解決する子どもの育成」としました。
その目標を具現化する段階的目標を『IChiHaRaスタイル』とし、4つの目標を達成することで、新たな学習スタイル・授業スタイルを構築しています。
一人一台タブレット端末の導入
導入システム
- 端末
- ARROWS Tab Q5010/EEG (富士通社製 2 in 1)
- 導入台数
- 20,500台(児童生徒1人1台、教員用も含む)
- デバイスライセンス
- Microsoft 365 Education GIGA Promo
- Webフィルタリングソフト
- i-FILTER@Cloud GIGAスクール版
当社は運用保守業者として、AzureADの構築、インターネットのローカルブレイクアウト及びネットワークの最適化等、導入のお手伝いさせていただきました。
【導入効果】
いち早く、タブレットの自宅への持ち帰りを実施し、コロナ禍における緊急事態宣言下の休校や分散登校に対してもMicrosoft Teams for
Educationを使い、学校にいる教師と家庭にいる児童・生徒と双方向でやりとりを行いました。
i-FILTER@Cloudを導入しているため、家庭においても有害サイトの閲覧禁止など安心して利用が可能となっています。現在もほとんどの学校でタブレットの持ち帰りを行い、家庭学習に役立てています。
ボード一体型電子黒板の導入
テクノホライゾン株式会社のボード一体型電子黒板「xSync Board」を市内小中学校の全普通教室に整備しました。同時に、タブレット学習授業支援ソフト「xSync Classroom」も導入し、児童生徒の画面や教師の画面を無線ネットワークを利用して電子黒板に投影し、学習内容を即座に共有できる授業環境を構築しました。
【導入効果】
すでに導入済の指導者用のデジタル教科書も直接電子黒板に映すことができるようになり、授業の大事なポイントを拡大して表示したり指したりすることにより、動く教材としてわかりやすい授業展開が可能となりました。
また、電源を入れてタッチするだけで活用できるため、ICTを苦手としている教職員の方でもスムーズに活用が促進されました。現在、毎日、毎時間のように授業で活用されています。
システム導入後の効果・お客様の声
- タブレット端末の活用で、新しい授業がたくさん生まれた。
- 電子黒板があることで、授業の効率化が図れた。
- 子どもたちが、学習に前向きになってきている。
- ICTの利活用が進むにつれ、教職員の意識が変わってきた。
今後の活用
IChiHaRaスタイルは、今後は第1ステージから第3ステージまでの内容をより確実なものとすることと、第4ステージの『Re-Innovation新たな授業の構築、個別最適化』を市内全小中学校で目指しています。
当社では、タブレット導入前までに活用していたパソコン教室をアクティブラーニング教室等へ利活用するリノベーションのご提案など、今後もより良い教育環境の構築をサポートしていきます。