ITインフラ最適化と運用効率化の実現

I市様 「VDI導入事例」

市庁舎や公民館など、公共施設を訪れる市民向けに設置した公開PCと市の業務に用いられているサーバ群の仮想化を実現しました。スモールスタートから、その他業務サーバ仮想化を柔軟に行うとともに、運用の効率化を実現しました。

導入の課題と背景

VDI導入によるITインフラ最適化

市庁舎や公民館などの公共施設を訪れる市民向けに設置した公開PC、並びに市の業務に用いられているサーバ群の仮想化プロジェクトです。

I市でシステム導入を担当したA氏は、その背景をこう説明します。

「きっかけとなったのは、公開PCの老朽化です。当市では、市内17ヶ所の施設に20台のPCを配置して市民の皆様にご利用頂いておりますが、これらの経年劣化が進んでおり、保守対応の回数も増えてきました。そこで、まずは VDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ)への移行を考えました。」

問題点の分析

業務サーバの台数増加による設置スペースの問題と運用コストの増加

VDIの導入検討を進めるうちに、同市ではもう一つの課題に突き当たりました。同じくシステム導入を担当した、同市B氏はこう語ります。

「業務サーバの台数増加です。当時は約40台のサーバが庁内で稼働しており、スペースの問題も生じていました。物理サーバを利用する限り、ハードウェアの定期更新も必要になりますから、VDIのインフラを導入するのなら、この際サーバも一緒に仮想化した方が良いと判断したのです。」

導入ソリューション

スモールスタートで始めて後から柔軟に拡張していくことが可能な仮想基盤の導入

デスクトップ/サーバ用の仮想化基盤には、導入実績が豊富で既存アプリケーションの対応が容易などの点から、「VMware vSphere」「VMware Horizon View」を採用しました。

仮想化基盤用のストレージとして新たに導入されたのが、ネットワールドが提供するEMC社製ネットワークストレージ「EMC VNX」です。

VNXを選んだ理由は、まずスケーラビリティの高さです。サーバの仮想化は更新時期を迎えた機器から順次行われるため、あまり最初に余剰なリソースを抱え込むと費用対効果が悪くなってしまいます。VNXであれば、スモールスタートで始めて後から柔軟に拡張していくことが可能です。もちろん、重要なサーバ群や業務データを格納するだけに、信頼性・可用性の高さは大前提です。仮想サーバの展開や、Snapshot、Storage vMotionなどの処理も高速に実行できます。

もう一つの理由は、VNXの特長である、ストレージ筐体内に搭載されたフラッシュドライブをキャッシュとして利用するための機能「FAST Cache」です。突発的に負荷の集中が生じた場合でも、高い性能を維持できます。

導入後の効果

ITインフラ最適化バックアップ業務を改善し、運用の効率化も実現

バックアップの運用改善も実現しています。「従来は、各物理サーバのバックアップをテープベースで行っており、毎日煩雑なオペレーションを強いられていました。そこで今回の仮想化を機に、ディスクベースでのバックアップに切り替えました」と、B氏は説明します。

EMC社製重複排除バックアップストレージ「Data Domain」の導入により、テープによるバックアップ運用を安価に、かつ手間を掛けることなく、D2Dバックアップへ移行することができました。その結果、運用管理の工数やコストを大幅に削減することに成功し、毎日時間を要していた作業が不要になるなど、高い成果を挙げているとのことです。

「もう一つ重要なのがBCP面での効果です。現在では自治体においても大規模自然災害などへの対応が大きな課題になっています。Data Domain を利用して遠隔地へのレプリケーションを行っておけば、重要なシステム/データを確実に保全できます。今後はこうした面でも、今回構築した仮想化基盤と Data Domain を有効に活用していきたいですね」とB氏は語ってくれました。

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