工場向け環境監視システム
LONWORKS技術採用にいたる経緯
環境問題は最近クローズアップされ、特に企業の対応では従来のモラル・イメージアップのためだけでなく、企業経営の自己防衛一環として積極的に取り組み始めている。しかしながら企業収益に直接関係しない環境問題の対応にコストをあまり掛けられないでいるのが実状である。
それら企業の工場では生産管理のために制御システムを古くから導入しているが、環境監視システムは計測・記録が主となり、高度な機能は要求されない代わり、低コストでの導入を要求される。
よって、従来の生産管理で使われていた高度な制御システムは高コスト・高機能のため、環境監視には合わず、機能よりも低コストに重点を置いた監視システムが必要となる。
このことより、要求機能に合わせて構成機器をメーカーに拘らず、自由に選択できるオープンネットワークで安価でコストパフォーマンスの高いシステムを組む必要があり、LONWORKSネットワークを利用した環境監視システムを某企業様に納入した。
システム概要
- 設備の監視操作
i.LON100によりA工場、B工場から互いの場内設備をインターネット回線を介してWEB監視でき、場内施設の操作もLONWORKSネットワーク対応の液晶パネルから操作可能。
- 異常発生時のEメール発信
i.LON100により設備の異常を表示灯へ出力したり、担当者へEメール発信することが可能。
導入効果
環境監視システムを導入いただいた企業様は、離れた2工場で操業しており、各々が別々に環境施設を持ち、人手で管理していた。
よって降雨時などには雨水を回収するために担当者が各施設を巡回して運転を行っていた。
本システムは、各施設のシーケンサ間をLONWORKSネットワークでネットワーク化し、施設間で連動させることで、場内水処理、および雨水回収を効率的に行い、且つ従来の担当者が各施設を巡回する手間を自動化により省力化し、合わせて人為的なミスの防止も可能となった。
システム導入前
システム導入後
まとめ
コストを掛けられないシステムを設計する上でLONWORKSネットワークは非常に有効で、利用条件に合わせたコストパフォーマンスの高いシステムを割りと簡単に構築することが可能である。
よってLONWORKSネットワークは、環境監視以外のシステムに柔軟に対応することができ、守備範囲の広いオープンネットワークと言える。
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