松戸市様向け電算機室向け省エネ空調監視システム
LONWORKS技術採用にいたる経緯
従来、電算機室の管理は、ホスト等の電算機が温度上昇による異常停止をしないように、安全サイドの方向で低めの温度で空調機を運転しており、省エネとは無縁の世界であった。
しかし最近はインターネットの普及等でサーバ類が急増し、地方自治体が運用する電算機室も基幹業務用のホスト計算機中心から、電子自治体構想による市民サービスや市の情報発信のためのサーバ中心へと移り変わってきた。
『千葉県松戸市』も電算室の運用をホスト系中心からサーバ系中心の24時間運用に切り替える電算機室の設備改修を行い、それに合わせて空調設備の省エネ運用管理を目的としたLONWORKSネットワークによるシステムを導入した。
システム概要
通常、電算機用の空調機はLONWORKS対応しておらず、今回は空調メーカと共同でLONWORKS対応できるよう改造した。これによりオープンネットワークであるLONWORKSネットワークで、各機器に設置した温度センサによる省エネ空調制御が可能となった。
LONWORKSネットワークの特徴である分散制御を採用しており、空調機は自身のコントローラにより温度センサの温度情報と他の温度センサの信号でも読み込み動作しているため、機器故障が空調制御に及ぼす影響を最小限に留めている。
また、監視機能は i.LON100により 電算室内の設備管理や異常時のモニタリングを、セキュリィシステムを経由した内部LANで接続された管理者パソコンで監視可能とすると共に、休日や夜間の異常についてはEメールで障害内容を通知することで、安全対策を強化している。
導入効果
導入前・・・
空調制御は、空調機付属の床下温湿度センサにより、温湿度一定制御である。計算機ロッカに温湿度センサを設置し計測すると、温湿度は常に一定で、また2台ある空調機は常に運転状態であった。(導入前グラフ参照)
導入後・・・
電算機器に取付けられた温度センサがLONWORKS機器間通信により、空調機は従来にないきめ細かな制御が可能となった。このきめ細やかな制御により、各電算機器の温度は常に動作温度内に保たれ(導入後グラフ参照)、空調機の消費電力は、導入前と比べて約50パーセント削減ができた。
まとめ
明確には表れない部分であるが、電気代の節約とともに空調機の運転時間を短縮できたことにより、空調機の寿命も延びることになる。本システムは既設の電算機室にも適応でき、また電算機室関連の設備を取り込んだ設備管理システムに拡張することも可能である。
活用事例
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